令和5年2月27日(月)
場所:笠間市地域交流センターともべ
笠間市消費生活センター主催の「かさま消費者大学」で講師を務めました。
笠間市では、かさま消費者大学で行われる消費生活マイスター講座を全3回受講すると、地域の見守り役「消費生活マイスター」として登録する事ができます。
消費生活マイスターは、架空請求や悪質商法などの消費者トラブルに関する知識を身につけているので地域住民の身近な相談役として活躍しています。
消費者被害を事前に防ぎ、被害の拡大防止に繋がる笠間市のこの様な取り組みは、他の市町村でも参考にすべきだと感じました。
私の住む茨城県那珂市でも「消費生活マイスター制度」の様なものを始めた方が良いと考えておりますので、今後は制度設置に向けて色々と根回しをしていきたいと思います。
会場では40名近い受講生が集まり、皆さん真剣にメモを取りながら講座に参加されていました。
講義の内容は成年後見制度が中心でしたが、相続、遺言、死後事務委任についてのお話もしました。
相続、遺言については受講者の関心度が非常に高く、講義中に何度が質問をされました。
また、講義終了後にも相続に関する相談がありました。
少子高齢化が急速に進む中、消費者トラブルの被害に遭う割合も高齢者が中心となりつつあります。
高齢者の消費者被害は、本人が老後の資金として蓄えていた大切なお金を一瞬で失う恐れがあり、取返しのつかない深刻な事態になりがちです。
高齢の被害者を一人でも多く助け、被害金額を少しでも軽減できるような仕組みが早急に求められていると感じます。
茨城県内各地域の消費者に向けた啓発活動にも力を入れていきたいと思い、茨城県消費生活センターの「茨城県消費者教育講師」に登録しました。
成年年齢引き下げに伴ない若者の消費者トラブルが増えてくる事が予想されていますので、今後は若者向けの啓発活動も重要だと考えています。
行政書士+消費生活相談員の立場から様々な消費者問題に取り組んでいきたいと思いますので宜しくお願いします。